OKX Pay:スマートアカウント、ステーブルコイン基盤、注目ポイント
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OKX はメインアプリ内に用意されたスマートアカウント型モード OKX Pay で、消費者向け決済への展開を静かに進めています。本稿は、プロダクトの概要、動作、利用するレール、コンプライアンス環境、デューデリジェンスで押さえたい論点を研究者目線で整理したブリーフィングです。
TL;DR
- 概要: KYC 済みユーザーが USDC と USDT を ユーザー手数料ゼロ で送受信できる セルフカストディ風の決済モード。ポリゴン CDK を基盤とする OKX の Layer2 X Layer 上で動作し、スマートコントラクト型「スマートアカウント」 と パスキー を用いながら、オンチェーン操作には OKX の 共同署名 が必要です。
- 現状のスコープ: 連絡先やギフト、支払いリンク経由の 消費者向け P2P・ソーシャル決済 が中心。加盟店向け利用は OKX の明示的な許可がない限り禁止されており、商用展開は今後登場する OKX Card と Mastercard のステーブルコイン機能 を通じて拡大すると見られます。
- レールと資産: Pay のデフォルトは X Layer(ガスは OKB)。Convert to Pay で Ethereum、TRON、Arbitrum、Base、Avalanche、Optimism から X Layer 上の USDC/USDT に資産を移動できます。